あまりに大胆な彫りに圧倒される。プロの石工の作ではないだろう。智拳印らしき印を結んでいるので大日如来ではないかと思う。作風から時代を推察できないのでどのくらい昔のものなのかわからないが、実に趣のある像だ。

 

２００８年　７月　５日撮影　

彫りが実に繊細だ。持ち物や手足、台座の猿を見ると石工のレベルの高さを感じられる。

だが、残念なことに顔が風化して崩れている。

年紀は文政七年（西暦１８２４年）。

 

江戸時代から伝承されている太々神楽で有名な神社だ。

祭神は今木神とあり、渡来人系の神という説もある。

ここでは普通に五穀豊穣の神として祀っているのだろう。

石段の苔の緑が美しい。

 

彫りの感じは古いが年紀は大正四年（西暦１９１５年）だ。

○○童子と戒名があるので子供の供養のために建てたものだろう。どこか静かな印象をうける作風だ。

 

女人講の為に建てられた如意輪観音像だ。

台座に「石井村　念佛講中」とある。

この像は顔の造作が現代風に見えるが、宝暦九年（西暦１７５９年）の年紀がある。

野仏は作風では時代を判断できない。